就職氷河期

バブルが崩壊してから20年くらいたつだろうか。会社のほうからぜひうちに来てくださいと言われるほど求人が多かったが、今はリーマンショックや東日本大震災の影響で景気が悪くなり就職が厳しくなっている。就職率が少し上向きになったと思えばいろいろな出来事がおき、また就職率が落ちの繰り返しだ。一時期は派遣切りという言葉も流行したことも記憶に新しい。大学を卒業しても行き場がないため、さらに上の大学院に進んで時期を待つ人もいれば、フリーターという形で職につく人も多い。仕事につけばいいが親のすねをかじったまま生活しているニートといわれる人も多いと思う。まさに、就職氷河期である。

精神的強さをもった人材

バブル時代を知らない若者が多くなってきた。私も年を取ったものだ。バブルのころは景気が良かったことも手伝って、もっと稼ごうとみなハングリー精神があったように思う。少しのことではへこたれない強い気持ちを持った人が多かった。今は、若者はその時代を知らないのでいい意味でも悪い意味でも堅実というか小さくまとまってしまっている。15万稼いだらそれで満足している人が多い。若いんだからもっといろいろチャレンジしてみればいいのにと思うが、この中で自分の好きなことができればそれで満足しているとのこと。また、精神的にも打たれ弱いように思う。ある会社の人が仕事を教えてもすぐに辞めてしまうから、そのたびそのたびにまた一から教えないといけないと嘆いていた。少しでも嫌なことがあると、辞めてしまう。なんとも忍耐力がない気がする。考えてみれば、少し前昭和の前半の人は戦争を経験している。毎日のように空襲警報が鳴り響き、いつ空から爆弾が降ってくるか分からない中を生きぬいてこられた。言葉にはならないストレスがあっただろう。しかし、それに負けず今の日本の礎を作ってくれた。あれから何十年。温室のような環境で大切に育てられた私たちは何かあるとすぐに傷つき人のせいにしたり、気分が沈んで外に出られなくなったりしてしまう。いい人材とは昔の人たちのように強い精神を持った人たちではないかと思う。

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